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根付と繋がる

京都 清宗根付館では、館内の展示のほかに、巡回展の開催、根付作家の創作意欲を刺激する賞の制定、根付作家の交流の場の提供など、根付に興味をお持ちの皆さまと、根付や根付作家をそれぞれに繋ぐ、様々な取り組みを展開しています。

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館長ご挨拶

京都 清宗根付館 館長 木下 宗昭

日本の伝統文化を未来へ

私が根付に出会って幾十年の歳月が過ぎました。我が国では、根付や浮世絵など過去に優れた芸術作品を欧米に流出させた苦い経験があります。この反省と、現代においても根付作家が「今」の感覚で、心根を傾けて小さな素材に精緻な造形を施している姿を見るにつけ、「日本固有の良き伝統芸術を、日本人の手によって、日本に保管したい」と考えるようになりました。

この想いが結実したのが、ここ京都 清宗根付館です。京都市に現存する唯一の武家屋敷を修復し、根付専門の美術館として2007年秋に開館いたしました。

そして、毎年優れた根付作家を表彰するゴールデン根付アワードの開催・所蔵品の貸出しや巡回展などの文化振興を通じて、根付作家の熱い想いと技術を後世に継承していくと共に、根付文化の担い手を育み、今日から明日へ、そして未来へと繋いでまいります。

代表理事 館長

木下 宗昭

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PROJECTS根付館の取り組み

ゴールデン根付アワード

「ゴールデン根付アワード」

京都 清宗根付館の主催により、2014年から毎年11月に授賞式を開催しています。

根付文化の継承を目的として、また作家の創作の励みとして、創設されたゴールデン根付アワード。2013年に公益財団法人を認定されたことを機に制定されました。当館に初めて展示された現代根付の中から、あらゆる面で総合的に優れた作品を選出し、毎年11月に賞を贈呈しています。

根付の夕べ」を介して作家交流

「根付の夕べ」を介して作家交流

定期的に根付作家との会合を持ち、作家たちの近況を把握すると同時に、親交の場を提供しています。

館長を中心に広がる根付作家の輪。作家同士においても近況を知り交流を図ることは、思わぬ発想や、創作の幅を広げるまたとない機会となるに違いありません。

「巡回展」による他美術館との連携

「巡回展」による他美術館との連携

根付は日本の宝、その魅力を余すことなく。より多くの人々へ。

より多くの方々に、根付の魅力を感じていただくために、国の内外を問わず展示を要望する美術館に当館所蔵作品を貸し出しています。また国内では、各地の美術館で巡回展を行っています。

「刊行物」の発行

「刊行物」の発行

「根付」の素晴らしさを記録し未来に伝承するために。そして愛好家の皆様のお手元に置いてお好きな時に楽しんでいただけるように。

5000点に及ぶコレクションの中から選りすぐり総合的に掲載した図録や、個人作家別の図録を多数刊行しています。いずれも一般書店には流通しておらず、京都 清宗根付館へご来館時に購入できます。

traditionalart

プレスの方々へ

専門のプレス担当を設け、プレスの方々への対応をしています。最新情報の発信、根付作品並びに当館建造物の写真データのご提供をしています。

「根付館」の運営

根付の啓蒙・発展と、歴史的価値ある建造物の維持を旨として

オープニングセレモニーを行った2007年9月12日から、当館の根付文化の伝承と啓蒙、発展への本格的な取り組みが始まりました。2013年3月に公益財団法人の認定を受け、その活動をさらに力強く展開しています。

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