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根付を観る

根付は、世界中で「Netsuke」と呼ばれる我が国固有の小芸術品です。モチーフは、人物・動植物・器物、故事に習俗、そして能や歌舞伎といった芸能、さらには空想上の霊獣・妖怪など多種多様です。根付の丸みを持たせた独特の「カタチ」に宿る、遊び心、洒落心、謎かけ、物語性…、根付の楽しみ方は、根付の数だけあると言えるでしょう。

Appreciating 根付を観る

Special Exhibition 企画展企画展

4月 「顔、かお、貌」展 開催期間:2024/04/02 (火) ~ 2024/04/30 (火)
温顔(優しい顔)、紅顔(美少年)、慈顔(慈悲深い顔)など、顔は人物のさまざまな性質を伝えるものです。根付でも顔は真っ先に目が行く鑑賞ポイントと言えます。人のみならず他の生物にも生き生きとした表情を与えるのも根付の特徴です。
5月 「はんなりと雅」展 開催期間:2024/05/01 (水) ~ 2024/05/31 (金)
平安京の遷都(794)より天皇や貴族を中心とした雅な王朝文化が花開きました。江戸時代初期には京の都で歌舞伎踊りなどで提げ物が使われ、その後根付は数寄人が好み都市文化を象徴する顔となりました。京都らしさを感じさせる上品で優美な根付を一堂に紹介します。
6月 「粋と洒落」展 開催期間:2024/06/01 (土) ~ 2024/06/30 (日)
意気(粋)で鯔背(いなせ)な江戸っ子たちが意地と面子を競った江戸の町。贅沢禁止令が何度も出されましたが、その度ごとに地味に抑えながらも機知に富んだ意匠や技巧に凝ることで、憂さを晴らす庶民文化が生まれました。そんな江戸の顔といえる威勢の良い面々を揃えました。

2024

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1月 「Kawaii!かわいい根付」展 開催期間:2024/01/06 (土) ~ 2024/01/31 (水)
今や世界語となっている「Kawaii カワイイ」ですが、語源は「かわはゆし(顔映ゆし)」に由来し、恥ずかしい、憐れむという意味があり、近世には小さいものや幼いものに心を引き付けられる様子を表すようになりました。1月はそんなカワイイ・ワールド全開の根付たちのワンダーランドへお連れします。
2月 「遊び心のある根付」展 開催期間:2024/02/01 (木) ~ 2024/02/29 (木)
思わず頬を緩めたくなる笑い、奇想天外な驚き…根付はそんな遊び心に溢れています。遊び心は日本美術の核心であり、滑稽さや愛嬌さの中に隠された真理を表現しようとしてきました。根付でも遊び心は自由な視点を解放させて、作家が見据える現在を浮かび上がらせます。
3月 「私が選ぶ一品」展 開催期間:2024/03/01 (金) ~ 2024/03/31 (日)
作家本人が選んだ一品とその思い入れを紹介します。作家の物語性や自己の内面を投影した作品も多く、それぞれの創作スタイルの違いも見どころです。昭和、平成、令和と移るにつれて様々な経歴を持つ作家たちが参入し、「今を生きる作家と進む美術館」を目指す当館ならではの企画をお楽しみください。
4月 「顔、かお、貌」展 開催期間:2024/04/02 (火) ~ 2024/04/30 (火)
温顔(優しい顔)、紅顔(美少年)、慈顔(慈悲深い顔)など、顔は人物のさまざまな性質を伝えるものです。根付でも顔は真っ先に目が行く鑑賞ポイントと言えます。人のみならず他の生物にも生き生きとした表情を与えるのも根付の特徴です。
5月 「はんなりと雅」展 開催期間:2024/05/01 (水) ~ 2024/05/31 (金)
平安京の遷都(794)より天皇や貴族を中心とした雅な王朝文化が花開きました。江戸時代初期には京の都で歌舞伎踊りなどで提げ物が使われ、その後根付は数寄人が好み都市文化を象徴する顔となりました。京都らしさを感じさせる上品で優美な根付を一堂に紹介します。
6月 「粋と洒落」展 開催期間:2024/06/01 (土) ~ 2024/06/30 (日)
意気(粋)で鯔背(いなせ)な江戸っ子たちが意地と面子を競った江戸の町。贅沢禁止令が何度も出されましたが、その度ごとに地味に抑えながらも機知に富んだ意匠や技巧に凝ることで、憂さを晴らす庶民文化が生まれました。そんな江戸の顔といえる威勢の良い面々を揃えました。

EXHIBITION企画展と常設展

5000点を超える収蔵品の中から、毎月一つのテーマで根付の新しい魅力を発信する企画展を開催しています。また常設展は3ヶ月ごとに根付を入れ替えて展覧します。

京都 清宗根付館は、根付に関する専門美術館です。現代根付を中心に、200有余年前の武家屋敷の風格を生かした建造物の、一階と二階の展示室に厳選された約400点を展示しています。

architecture

ARCHITECTURE建造物

建造物イメージ

京都 清宗根付館の建物は、京都市指定有形文化財に登録された、市内に唯一現存する式台玄関を持つ武家屋敷です。

京都 清宗根付館が位置するのは、中世、京の都の西端とされた「壬生(みぶ)」です。この地は、江戸時代、武士でありながら帰農した壬生郷士(みぶごうし)たちが暮らしたことで知られています。当館も、壬生郷士・神先家(かんざきけ)の住宅として文政三年(1820)に建てられました。当時の武家屋敷の風格と佇まいを伝えつつ、内装に作庭、照明に至るまで、現代の京の匠の技を活かして改修しました。

建造物イメージ2
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