根付を観る
根付は、世界中で「Netsuke」と呼ばれる我が国固有の小芸術品です。モチーフは、人物・動植物・器物、故事に習俗、そして能や歌舞伎といった芸能、さらには空想上の霊獣・妖怪など多種多様です。根付の丸みを持たせた独特の「カタチ」に宿る、遊び心、洒落心、謎かけ、物語性…、根付の楽しみ方は、根付の数だけあると言えるでしょう。

企画展
- 4月 「超絶技巧の彫刻美」展 開催期間:2025/04/01 (火) ~ 2025/04/30 (水)
- 根付の多くは一塊の素材から削り出す「丸彫り」。今にも動きそうな気韻を湛える超絶技巧は、到底人間業と思えないという感動を与えてくれます。凝縮された造形と、誇張された表現をした根付の魅力をご紹介いたします。
- 5月 「漆芸の深い輝き」展 開催期間:2025/05/01 (木) ~ 2025/05/31 (土)
- 漆は海外で「JAPAN」と呼ばれるほど日本特有の発展を遂げました。漆は美しい塗り肌をもたらし、螺鈿や蒔絵、沈金などの加飾は華美で典雅な情趣を醸し出します。現代では伝統的技術を発展させて、多彩な色漆を重ねて立体的に彫り込んだりして根付に応用するなどの試みがなされています。
- 1月 「金工・象嵌の格調」展 開催期間:2025/06/01 (日) ~ 2025/06/29 (日)
- 金工や象嵌には数種類の特性が異なる素材を嵌め込む熟練の技術が必要とされ、古例は正倉院に「木画紫檀槽琵琶」などの作例を先駆として、金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌などに応用されました。本展では現代根付においても重要な技法である金工・象嵌の魅力に迫ります。
2025
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- 1月 「運命の出会いと根付」展 開催期間:2025/01/07 (火) ~ 2025/01/31 (金)
- 人と人との出会いは偶然のように見えても、それは必然によって出会わされているのかもしれません。数々の「出会い」を表現した根付から、どんな物語が始まるのか。想像を膨らませながらご鑑賞ください。
- 2月 「奇跡のカタチと鑑賞法」展 開催期間:2025/02/01 (土) ~ 2025/02/28 (金)
- カタチから生まれる芸術様式を特徴とする根付。作家の遊び心と手腕による、根付の奥深いカタチの世界をご紹介いたします。
- 3月 「結び合う世界と根付」展 開催期間:2025/03/01 (土) ~ 2025/03/30 (日)
- 人と人、人と物、人と自然、人と超自然的存在など、さまざまな「結び」を持つテーマの根付をご紹介いたします。
- 4月 「超絶技巧の彫刻美」展 開催期間:2025/04/01 (火) ~ 2025/04/30 (水)
- 根付の多くは一塊の素材から削り出す「丸彫り」。今にも動きそうな気韻を湛える超絶技巧は、到底人間業と思えないという感動を与えてくれます。凝縮された造形と、誇張された表現をした根付の魅力をご紹介いたします。
- 5月 「漆芸の深い輝き」展 開催期間:2025/05/01 (木) ~ 2025/05/31 (土)
- 漆は海外で「JAPAN」と呼ばれるほど日本特有の発展を遂げました。漆は美しい塗り肌をもたらし、螺鈿や蒔絵、沈金などの加飾は華美で典雅な情趣を醸し出します。現代では伝統的技術を発展させて、多彩な色漆を重ねて立体的に彫り込んだりして根付に応用するなどの試みがなされています。
- 1月 「金工・象嵌の格調」展 開催期間:2025/06/01 (日) ~ 2025/06/29 (日)
- 金工や象嵌には数種類の特性が異なる素材を嵌め込む熟練の技術が必要とされ、古例は正倉院に「木画紫檀槽琵琶」などの作例を先駆として、金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌などに応用されました。本展では現代根付においても重要な技法である金工・象嵌の魅力に迫ります。
EXHIBITION企画展と常設展
5000点を超える収蔵品の中から、毎月一つのテーマで根付の新しい魅力を発信する企画展を開催しています。また常設展は3ヶ月ごとに根付を入れ替えて展覧します。
ARCHITECTURE建造物

京都 清宗根付館の建物は、京都市指定有形文化財に登録された、市内に現存する希少な式台玄関を持つ武家屋敷風上層民家です。
京都 清宗根付館が位置するのは、中世、京の都の西端とされた「壬生(みぶ)」です。この地は、江戸時代、武士でありながら帰農した壬生郷士(みぶごうし)たちが暮らしたことで知られています。当館も、壬生郷士・神先家(かんざきけ)の住宅として文政三年(1820)に建てられました。当時の武家屋敷風上層民家の風格と佇まいを伝えつつ、内装に作庭、照明に至るまで、現代の京の匠の技を活かして改修しました。
